今回、診断させていただいたのは
築14年で今まで一度も外壁塗装(屋根塗装)を行って
いないというお宅でした。
やはり外壁もそれなりに傷んでいましたが、
どちらかというと、屋根の傷みが激しかったです。
具体的には、スレート(カラーベスト)の屋根材が反っていたり、
ヒビ(クラック)が入っていたり、屋根材が欠けている箇所もありました。
スレート(カラーベスト)の屋根材は、軽量で施工がしやすいことから、
多くのお宅で使われておりますが、紫外線の影響等で劣化が進むと、
撥水性が落ちて、雨水が屋根にしみ込み、コケや藻(も)が発生しやすくなります。
撥水性が落ちて、雨水が屋根にしみ込み、コケや藻(も)が発生しやすくなります。
コケや藻(も)だけなら、見栄えが悪く(汚く)なるだけかもしれませんが、
この屋根材に水がしみ込む状態を放置して、【水がしみ込む ⇔ 乾燥する】を
繰り返していく内に、屋根材の強度は失われ、重大なヒビ割れや欠損へ
つながってしまう危険性が高まるのです。