最悪はサイディングボードの張り替えに…!

こんにちは。外壁診断士のサムです。

少し前まで外壁といえば「モルタル」が多かったのですが
ここにきて「サイディングボード」のお宅が非常に増えてきました。

特に多いのが、セメントや繊維質などを混ぜ合わせて板状に成形した「窯業(ようぎょう)系サイディングボード」です。
「サイディングボード」は、家を買うときに営業マンから

 「耐久性が高いので20~30年はメンテナンスは不要」

などと説明を受けている場合も多いようで、とかくメンテを忘れがちですが
サイディング自体は大丈夫だけど、ボードとボードの継ぎ目にある「目地」が
紫外線を浴びて、5~10年くらいで劣化してしまうケースが非常に多いので油断は禁物です。
水が内部に侵入し塗装が剥げてきたサイディング
水が内部に侵入し塗装が剥げてきたサイディング
目地付近の釘打ち部分を中心にひび割れ
目地付近の釘打ち部分を中心にひび割れ
目地(継ぎ目)の劣化症状としては、「ヒビ」「剥がれ」「痩せ」などが有名ですが
どの症状も放置しますと、サイディングボードの内部に水が浸入しカビ発生の原因になったり
サイディングボード自体が割れたり、反り返ったりする恐れがあります。

割れや反りがひどい場合、最悪はサイディングボードの張り替えになるわけですが、費用的には非常に高額!
戸建て1軒分で200万円以上かかることもありますので、比較的安価な外壁塗装などで直せるうちに
外壁のチェックをしておいたほうが良いと思います。

人間の病気といっしょで、家も早めの診断が大切ですね。

以上、こんな雨の日のBGMは、しっとりと山口リサさんの「忘れたくて」、、、サムでした。

細かい部分まできっちりシーリング工事
細かい部分まできっちりシーリング工事