毎日、いろんな外壁塗装のお見積していると、初めはわからなかったいろいろなことが見えてきます。
特に最近思うのは、「きちんとした下見なしでは安易に塗装の価格は出せない」ということ。
なぜなら、建物の構造、壁の種類、傷み具合などによって、必要な塗料の数量や職人さんの作業量などが全然ちがってきてしまい
それを正確に把握しないことには、正確な見積価格が出せない。。。 いや、出すべきではないからです!!
【 外壁塗装 】「安易に価格は出せない」の巻!


【まずは建物の構造について】
同じ建坪でも、複雑なデザインの家は四角い家と比べて、単純に壁の面積は大きくなりますし、複雑なデザインということは
それだけ職人さんの手間がかかるので、それだけで見積金額が高くなる場合が多いです。
その他、庇(ひさし)、出窓、ベランダなど、出っ張った部分が多い家も、少々金額が高くなりがちです。
【それから壁の種類】
表面が滑らかでつるつるしている壁は、塗料のノビも良く、作業もはかどるのですが、例えば「リシン」「スタッコ」などというモルタル壁の場合は
表面の凸凹が粗く、塗料を吸い込みやすい砂壁のような特性を持っているので、作業がなかなか進まず
塗料もたくさん使う =(イコール)見積金額が高くなる、、、そんなことが想定されます。
あと、おしゃれな「ジョリパット」という塗り壁も塗料の吸い込みが多いので、見積金額が少々高めになる場合があります。

また、鉄部や木部が多く、しかも、鉄部がサビサビ、木部がボロボロに腐っている、、、なんてことになると、塗装屋さんだけじゃなく
大工さん、板金屋さんを連れてこなくてはいけなくなってしまうので、その分、人件費、材料費が高額になります。
他には、屋根が折板屋根だとすると、形状が波状になっているので
面積は通常の1.5倍くらいになり、価格も1.5倍になってしまう・・・というようなケースもあります。
以上のような内容は、やはり現場調査をしないとわからないことであり、正確なお見積りをするためにも、必要なことなのです。
ただ、これらの現場調査による外壁診断、お見積りはすべて無料で行っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
よろしくお願い致します。
以上、ヨーグルト大好き、、、診断士サムでした。