【 外壁塗装 】シールを打ち替えよう!!

外壁診断件数として、近年、とても多いのはサイディングの壁材です。
窯業(ようぎょう)系 サイディングボードなどとも呼ばれます。

サイディングは壁自体の劣化はもちろんのこと、壁材と壁材の間の
つなぎ目(目地)のシール材の傷みがひどいことが多いです。

シール材自体は元々ゴム状で、最初は弾力性があるのですが、
紫外線や乾燥、経年劣化の影響で固くなってひび割れたり、
隙間が空いたり、剥がれたりしてしまいます。

また、シーリング工事(シール材を打ち替える工事)の時、
プライマー(接着剤)が不足していたり、シール材の充填不足
などが原因で劣化が早まることもあるようです。
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サイディング外壁のお宅の場合、上記のような劣化症状が必ずと
いっていいほどあるので、診断時には、外壁と同じくらい
シール部分を入念にチェックしています。

そして、実際に外壁塗装(塗り替え)工事をさせていただく時には
まず、シーリング工事で目地(壁のつなぎ目)などのシール材を
交換(打ち替え)した後、塗装していくことになります。

★クリア塗装(透明な塗料で塗装)という工法をとる場合は
 シーリング工事を後から行います。


ちなみに、シーリング工事代金の目安としては、「打ち替え」で
1メートルあたり900円~1200円くらいかかります。

★「打ち替え」:古いシール材を撤去して、新しいシール材を
 充填していくシーリング工事。


例えば、サイディングのお宅一軒分の目地(つなぎ目)などを計測すると
約200m~300mになることが多いので、シーリング工事代金としては
20万円~30万円くらいかかることになります。

以上のことから、サイディングのお宅の塗り替えは、モルタル壁のお宅と比較して
費用が30万円前後、高額になることが予想されますが、シーリング工事をまったく
やらずに塗装だけするなんてことはあり得ません。

シール部分は、見栄えもさることながら、目地(つなぎ目)から雨水が入るのを
防いだり、その伸縮性で地震の揺れから建物を守る役目も担っておりますので
たいへん重要です。

万が一、「シーリング工事無しで、安く塗装しますよ!」 なんて業者がいたら
お気を付けいただければと思います。


以上、自宅を高圧洗浄中。。。診断士サムでした。